雑文にて候 -108ページ目

ついつい聴いてしまうモノ その5

まさに80年代HR/HMを代表するアルバムと言えるこのアルバムも、私の非常に大好きなアルバムの一つだ。

アーティスト: ホワイトスネイク
タイトル: サーペンス・アルバス

「全米チャート2位」「米国でのセールス800万枚以上」というまさにメガヒットアルバムであり、この内容で売れなければ、何が売れるのかと断言できるぐらい素晴らしいアルバムだ。
ジョン・サイクスが全面的に曲作りに携わったことで、これまでに比べてよりメロディアスでキャッチーな方向にベクトルが向いたことも、非常に良い結果を生むことになったと思われる。
古くからのファンはジョン・サイクスのギターが合っていないと思うやも知れないが、そのギターワーク・リフを惜しげも無く披露し、ともかく緩急自在に弾きまくっている。
アルバム「SAINTS 'N' SINNERS」に収録されていたブルーズナンバー①、④をモダンにリメイクし、曲の良さを120%引き出し、特に④はアルバム中1,2位を争う感動的なナンバーに仕立て上げた。
又②、⑦はメタリックで最高に格好よいナンバーであるし、ツェッペリン的なナンバーで、当時は色々と批判する声もあったが、そんなことはお構いなしに大ヒットした③、キャッチーな⑤、⑧、美しく感動的なバラード⑥、アルバムのラストを飾るメロディアスで哀愁漂う⑨、デイヴィット・カヴァデールのヴォーカル、ジョン・サイクスのギター、ともかく全てが素晴らしいの一言。

ついつい聴いてしまうモノ その4

私は以前、かっこいいミュージシャンに惹かれると書いたことがあるが、セバスチャン・バックもその一人。

ともかく彼の佇まいはかっこいいの一言に尽きる。ロックスターという言葉が非常に似合うミュージシャンだ。

 

アーティスト: Skid Row
タイトル: Skid Row

その彼が自身のキャリアをスタートさせたのが、このスキッド・ロウであり、当時は「ジョン・ボン・ジョビ、リッチー・サンボラが見出したバンド」として大きな話題を呼んだ。
でもこのアルバムはそんなバックボーンなど無かったとしても、非常にかっこうよく刺激的だ。
ともかく曲が良く、適度にキャッチーで、でも甘すぎず、ヘヴィでパンキッシュな部分もあるというバラエティ豊かなアルバムである。
イントロでゾクッとさせられ、セバスチャンのタイトでパンキッシュなヴォーカルにやられる①、キャッチーな②、③、⑧、セバスチャンの絶唱に心を揺さぶられるパワーバラードの⑤、⑩、ロックアンセムと言える名曲⑦など名曲・佳曲目白押しだ。
ちなみに私の古い友人は、ベースのレイチェル・ボランに憧れて、鼻と耳にピアスをしてチェーンでつないでいたことがある。
蛇足ですが・・・

ついつい聴いてしまうモノ その3

アーティスト: ブラック・サバス
タイトル: ヘヴン&ヘル

これは文句無くHM史上10年に一度出るか出ないかの傑作である。
ブラック・サバスが本来持っていたヘヴィさに、ロニーが持ち込んだメロディ・様式美が触れ合い科学反応が起こったことにより、このHR/HM史上燦然と輝く大の付く傑作が生まれた。
ともかく一切捨て曲なし。ロニーも絶頂期の素晴らしすぎる歌唱を聴かせるし、トニーのギターリフのヘヴィさも何ら変わることなく凄い。ギーザーのベースの強烈すぎるドライブ感も堪らなく格好よい。ギター・ベースのリフのユニゾンは何度聴いてもゾクゾクさせられる。
メタル命のモノなら、拳を振り上げずにはいられない①、⑥、ドラマティックな②、④、軽快な③、⑤、⑦、ヘヴィな⑧、特に④、⑥は静と動の対比の素晴らしさ、ドラマティックさは悶絶もの。
HR/HM好きを自認するなら、一食抜いてでも是非!!